港区 白金高輪の心療内科・精神科|白金メンタルクリニックの一言日記

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一言日記 心の医者が読み解く今日の世相

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一言日記~ 心の医者が読み解く今日の世相 ~

(2017年7月26日 13:20)鞭打つ罪びと(パワハラのもたらす生産性)

鞭打つひとたち
もうひとつのハラスメント
人はよく失敗をします。うっかりもあれば、相次ぐ過労で注意力散漫になったケース。
体調不良を押して無理に出勤した結果など原因は様々です。

1、 失敗を指摘されたときの緊張
人は失敗をすると、アッ!といった緊張に襲われます。ついで、どうしようと考えている時に、容赦のない上司の叱責が飛んできます。

2、 鞭打ち
失敗をした人は、どうしようと緊張しています。そこへ、何している!あれほど言ったのに!謝りに行けと、容赦呵責のない叱責が襲います。この叱責は周囲の注目を集め、ご本人はいたたまれない気分に襲われてしまいます。子供であっても同じことが言えます。

3、 鞭打たないで
しまった!どうしよう!怒られる!戦々恐々としている人を責めてどうなりますか?生産上、何かよい効率につながるのですか?何もつながりません。むしろ、お叱りの言葉は却って萎縮を呼び起こし、下手をすると、そのストレスで出勤すらできないところまで追い込まれてしまいます。
鞭打つ人は正義(正論)です。正論をもって人を責めるのは、最大の暴力です。お前は無能だ。駄目な奴だと、追い討ちをかけるように言葉の鞭が飛んできます。打たれた人は、うちひしがれ、やがて自分は駄目なんだと思い込み、従順化することで、組織や社会に溶け込もうと迎合します。

4、 鞭打つ人の無知
 人を責めれば、萎縮こそあれ、生産性は生まれません。何の展開性もなく、むしろ其の場の硬直は総てに影響を与えます。そんな鞭は無知の人の愚作でしかなく、やがてご本人のメンタル健康はおろか、組織の系統すら破壊しかねません。
仮に企業経営者の方と設定してみましょう。少し、お聞きします。貴方は誰に食べさせてもらっているのですか?職員の助けがなければ、貴方も貴方の家族の幸せも存在し得ないのです。そのような職員を些細な失敗で鞭打ち責めることは、自らの首を絞めるに等しい行為です。

5、 心の生産性
叱る暇があれば、フロー、アテンドしてあげましょう。前向きになれる筈です。叱ると其の作業は必ず停頓をきたし、直接企業利益へと響きます。全国規模の法人であれば、この叱りによる損失は、本当に馬鹿になりません。生産性をさげる最大の原因は鞭打つ人の無知からくるのです。
※企業だけじゃありません。家庭から学校、公務組織にいたるまで、育成を思うなら指導を見直すべきときでしょう。あの社長、殺してやろうか。そんな声が聞こえてからでは遅すぎるのです。

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