港区 白金高輪の心療内科・精神科|白金メンタルクリニックの一言日記

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一言日記 心の医者が読み解く今日の世相

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一言日記~ 心の医者が読み解く今日の世相 ~

(2018年2月11日 18:46)善意の虐待 組織ハラスメントに思う

善意の虐待 組織ハラスメントへの警鐘
 先ほど子供への善意ある虐待を書き下してみました。では大人ではどうなんでしょうか。
子供のときに受けた虐待は大人になっても引き継がれると述べましたが、必ずしもそうとは断言できません。聡明な子供は避難という形を借りて、自ら司法扶助を求め行政機関や弁護士を訪ねる方もいます。しかし其れは極めて少数であり、みんなも頑張っているんだからという誤った励ましを背景に、血涙を嗚咽で呑み込む苦労を経て大人になっていくでしょう。そして企業や社会組織の一員となるや否や、また業績や点数、成績が鞭打つ様に追いかけてきます。苦労が理解でき十分合理的で親切な指導をする上司にあたれば良いのですが、YesNO上司だとたまったものではありません。然し、自分は生きていかなければならないわけですから、組織の一員として何とか頑張ろうとします。大人組織のパワハラ,モラハラは極めて峻烈かつ陰湿で子供の其れとは比較になりません。
それゆえに、時折立ち止まり、自分はこの道でよかったのかと自問自答しますが、組織に沿うしか生きていく道はなく、結局は不満を受忍し、受忍は習慣となって人として大切なものを犠牲にしていきます。また、上意下達に従うことで自分は組織の一員として抱かれよう巻かれようともするのも大切なものを失っていく証左でしょう。また其の心は憤怒と悲観の交錯にまみれ、ついには耐え切れなくなって転職しても、また同じようなスパイラルが待ち受けています。そこで私たちは組織社会のトップにぜひ言いたいことがあります。
貴方は誰のおかげで食べさせてもらつているのですか?また貴方の現在の地位は誰のお陰ですか?貴方が表彰されるのは誰のお陰ですか?この三点をしっかりと見つめ、座右の銘とするなら決してイジメやハラスメントは起きません。イジメやハラスメント的命令が生まれるのは、仕事上のことなのに、つい自尊心を置き換えてしまっているからです。自尊心を置き換えると怒りに変遷します。部下を叱りつけます。そこには何の発展もなく、ただ統率のとれたロボットが存在するだけです。部下を注意するときぜひ考えて下さい。役に立つ立たないは関係ありません。この部下がいる故に今の貴方があるのです。この部下が働いてくれる故に、貴方は高級車や家を得ることができるのです。若し、失態の続く部下をみたときは、それは貴方の映し鏡と思って下さい。なぜなら部下は貴方にとって最高の先生ですから。

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