一言日記 心の医者が読み解く今日の世相

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Doctor's Fileに今井院長が紹介されました

連携医療機関:国立精神・神経医療研究センター


ハラスメントと心の痛み

貴方を解き放つ五つのどうぞ:

◎せっとく:
どうぞ、説得はやめてください。確かに私は納得するでしょう。ただ、決して心服したわけじゃありません。貴方や周りの空気にあわせているだけなのです。
◎おしつけ:
どうぞ、もうやめてください。私はそれをやりたくない。今、貴方にあわせるだけで精一杯なのです。
◎へりくつ:
どうぞ屁理屈だというのはやめてください。それは、貴方が、私の理屈に答えられないことを晒しているからにすぎないからです。
◎がんばれ:
どうぞ頑張れと言うのはやめて下さい。私は私を代表します。決して貴方の思いやスタイルを代表しません。
◎おもいやり:
どうぞ、思いやりを薦めるのはやめてください。思いやりに答えられない私は、窮地に立たされてしまうからです。

現代に病む三つのハラスメント

1. パワーハラスメント

高圧的・命令口調・尊大かつ威圧的表現=服従・従順・協調を主張し。貴方を支配することに其の特徴をみます。いま流行のブラックは正に其の典型でしょう。
※亜種=複数の人が取り囲み、毅然とした態度で貴方を拒否相手に話の余地を与えない(例=組織団体の権益保護。貴方への否定は、全体秩序への担保置き換えなのです)

2. セクシャルハラスメント

触れる・肩を抱く・不快な話・酒席や個室での陰湿な行為等々⇔冗談を前提に、露骨な性描写を具現することを特徴とします。相手の空気も読めず、電話やラインで自分の気持ちを訴えつづけ、面会を強要したり、罵ったり。いずれも、未成熟なストーカでしかすぎません。セクシャルハラスメントが其の内心世界の基本です。

3. モラルハラスメント

信頼、信用、常識、はたまた、みんなそうしているなど、常識を盾に掲げ、過度な協調を求める行為です。結局はあなたを窮地へと追いやってしまいます。※特徴=他人に対して自分と同調するよう説得、貴方の行為をして、相手への不安や猜疑を煽り、変な人、会社や集団になじめない人として、失信へと導き、人の輪から放逐することが目的「学=地位の報復的置換」ともいいます。貴方には、生きて行くため、自らを押し殺し、迎合の積み重ねの毎日となるでしょう。結局は、悲観と怒りが蓄増し、受忍容量(キャパ)を超えるや、必ず心身症や特異感情、極端行為となって顕れて来ます。いずれも、極めて歓迎できない結果を招くことは論を待ちません。直ぐご相談されて下さい。最初のガス抜きが一番大切です。
※そんな必要ないと思う方へ=貴方は自尊心のある個の人格です。他人に其の内心世界を吐露することは、他人の立入りを許したと錯覚するためで百害あって一利なしです。また、秩序とハラスメントは別物であることをぜひ知ってください。
●ご理解のお願い:ハラスメント設定は、当院の判断権となります。その結果、一定の医学介入が必要と判断した場合、治療に着手します。従って、ハラスメントのみを主訴とした診断書は作成できません。むしろ各種検査による精神心理意見書で対応しています。※ハラスメントは行為性被害であり、医学的疾病名称ではないからです。


怖いことですね

日を追って複雑化する社会は、様々なハラスメントを生み出しました。なに弱気になっているみんなやっている・お前は何もできない・俺はよく知っている・できないでは困るこの様な言葉に、貴方は躊躇し、自分は服従すべきだとした順応化が働き、やがて正常な判断と反論の余地すら奪い、後輩や子供に同じ事を引き継ぐでしょう。さて、わが国も手をこまねいているわけではありません。国のハラスメント対策は急ピッチで進んでいます。然し、文化・習俗・常識や内規と相克するモラルハラスメントだけが治外法権となって、誰も積極的に手をつけません。もしかして?と思い当たる方。どうぞ些細なことでも結構です。至急ご相談ください。一刻も早くガスを抜く。そして、新たな対応と心の持ち方を作り上げる。早期発見、早期対応こそ、自信回復の近道なのです。



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